カニの寄生虫みたいな物は大丈夫?

カニを購入する時に小さな貝の様な物が甲羅に付いているのをよく見かけます。

 

これは、寄生虫ではなく「フジツボ」(カニビル)と呼ばれるものです。
決して怪しい、有害な物ではないのでこの機会に理解しておきましょう。

 

フジツボとは

読んで時の如く、ヒルの一種です。

 

フジツボは成虫になると約10センチ程の大きさになります。
ヒルという名前から血液を吸うイメージがありますが、カニの甲羅に寄生するだけで
甲羅の中には入りません。

 

蟹と人体には影響のない無害なものなので、あまり気にしないでください。

 

フジツボは硬い岩場が好きで、それがないと殻の固い堅蟹に付きやすく、
逆に脱皮後間もない殻の柔い蟹には付き難い傾向にあります。

 

昔からフジツボが多いずわい蟹は身の詰まった美味しい蟹だと言われて来ました。

 

ロシア産やカナダ産の蟹にはフジツボは付かないので、フジツボが有るか無いかで
国産かそうでないかを見分けたそうです。

 

近年、フジツボは日本近海とロシア・アラスカ海域に生息していることがわかり、ロシア産の
カニも付いているのがわかりました。

 

「北鮮蟹」と言って手足がスラっとした形の整った綺麗な蟹がいます。
あれは北朝鮮産のカニでフジツボが付いていません。
それは、フジツボの好む硬い岩場が多くわざわざ蟹の甲羅に卵を産む必要がないからです。

 

フジツボの付き方にご用心を

フジツボが多い蟹は身入りが良くて美味しいかに」との認識を受けて意図的にフジツボを蟹の甲羅につける
業者もいます。

 

手口は安い生きた蟹を大量に仕入れて、フジツボに卵を産ませて高値で販売するという物です。
対面販売の場合は、蟹を持って重量を確認すれば重いか軽いかの区別が付きますが、
厄介なのは通信販売・・・

 

ボイルガニは茹で後に蟹の甲羅を綺麗に掃除するのでフジツボは少なくなっていますが、
意図的にフジツボを残し、身が詰まったように見せかける業者も中には存在します。

 

なので、通販で購入される方はサイトの詳細を確認して納得してからずわい蟹を購入するように
しましょう!